射精のコントロール

心理分析学者は、早すぎる射精をノイローゼと結びつけたがる傾向があります。射精をコントロールできない男性は、少年の発育期あるいは成人になってから、女性一般、とくにパートナーと深刻な問題をもった可能性があるはずだというのです。こういったたぐいの発言に反駁するのは難しいのです。
しかし、今日にいたるまで心理療法が射精のコントロールに効果をあげたという例はほとんどありません。少なくとも疑わしい療法だとはいえるでしょう。
人間関係の問題が、性交渉の最終段階をコントロールする能力に原因の一つとして働いているという説を排除するつもりは毛頭ありません。
しかし、確実だといえる成果をすべて考えに入れても、この分野ではわからないことが多すぎると告白せざるをえません。本当の原因はまだつきとめられていません。
それでも近年になって、社会的な行動様式と性的な行動様式の接点になりそうな注目すべき現象が見つかっているのです。自分の専門分野で業績をあげることに非常に熱心で、しかも敏速正確な男性は、性行動ではしばしば早く発射するタイプが多いのです。しかし、私はそれを一般原則にするつもりはありません。
射精のコントロールはしばしば環境とも関係があります。ある男性が女性の膣にペニスを挿入するときは射精をコントロールできませんが、マスターベーションあるいはパートナーが口で刺激をあたえてくれるときはコントロールできるというケースはよくあることです。

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