月別アーカイブ: 2015年5月

射精障害の男性は珍しくない

射精に関しての障害はめずらしくありません。性機能の障害の訴えの約30%がこの悩みです。過小評価してはいけない数字です。
性的興奮の説明をしたとき、オルガスムスがどんな経過をたどるかを正確に話したと思います。
男性の性感帯を刺激するとこのケースではなかでも亀頭と陰茎の根元ですが、身体は大まかに言うと三段階で反応する。まず興奮が増してきます。次にこの興奮が水平状態を保ち、最後にもう避けがたいところまできて、精液が外への道を求めるのです。
ペニスはもうそれ以上の刺激を受けなくてもその状態に到達するのですね。
ここでもっとも興味深いのは水平状態が続く部分です。静止してなくてもいいのですが、この段階では興奮の第一段階や第三段階のようにやたらと張り切ったりしてはいけないのです。
ところが、なかには、こ段階がまったくない男性がいます。ほんの短時間の秒時間のペニスへの刺激で、もうこらえきれずに射精に至るのです。
早漏、早くイキすぎ、早撃ち。多くの男性もこの現象をなんと呼んでいるかは知っているでしょう。
ラテン語ではエヤクラツィオ・パラエコックスといいます。医学ではこの言葉を使います。
反対に刺激と水平の段階が恐ろしく長く続く男性もいます。一時間もしくは一時間半に及ぶのです。誇張ではありません。
そして、これは一般に考えられるよりもはるかによくあることなのです。あなたの手紙を察するとこんなことを聞いたら、声が出ないほどショックを受けていそうです。しかし、そんなに羨ましがることはありません。

REM睡眠の性的刺激と考察

日曜日のおぼえがきってな感じで締めくくりたいものです。
どうしてだろうね。日曜日の朝のそれも焼き立てのパンをとりに行ったり、ゆで卵を作ったりする前のひとときだっていうのは?
それは当たり前のことのように思えるけどね。平日だと、日常のストレスが勃起の勢いを弱め、性欲も抑圧してしまいます。ところが、気持ちの良い日曜日の朝食前の時間になると、このストレスがようやく消えていくからです。こういう安息の時間になると、性的な想像力がおおいに翼を広げることがあります。
おまけに、ストレスのほとんどない夜のあいだは、REM睡眠の時間帯がいつもより活発なものになります。最後のREM睡眠の時間帯の前にめざましが鳴るということさえなければ、立派に硬くなった勃起が活躍の場をあたえられるのに理想的な前提ができあがったといえるわけです。
だから、週末や休憩の時間が、性交の内容や性的な快楽に好影響を及ぼすのは当然なことです。
また、睡眠剤はREM時間帯や勃起にまで悪い影響を与えます。だから睡眠剤はおすすめできません。
自分のエロテックな夢は性的な望みを反映したものでしょうか。
せいぜい部分的にというところであります。
意識的な、また無意識の性的願望の積み重ね、その日一日のありとあらゆる印象の集積、映画、広告、魅惑的な女性の身体、幻想の体験、エロテックな物語の読書、男女の友人との会話、こうした一切のものは、部分的にはエロティックな夢の中で解放されることがあります。
しかし、エロティックな夢はなによりも男性ホルモンのレベルによって規定されるものです。その意味では単なる生物学的な現象にすぎません。

朝の勃起が弱い男

朝、勃起したままベットに入っていると、すぐに小便をしたいような気持ちになります。膀胱は夜のあいだにそうそうと満タンになって、それで朝になると強い尿意をおぼえます。膀胱が張っているから、骨盤底筋が緊張気味で、それで勃起をさらに強めることができます。
朝の勃起は、そんなわけで性的刺激がなくてもおこります。
ただし、膀胱が張ったからといって、それが勃起の引き金になることはないのです。もしそうだとしたら、昼間のビヤガーデンなどは、じつに滑稽な光景を呈することになります。
ついちょっと前までは、私の朝の勃起の頻度が減ってきたのは年をとったじゃらだと確信していました。でも、すっかり気が軽くなったんだよ。だって私は自然に目を覚ますことはほとんどなく、いつもラジオの目覚ましで起こされているからね。
でも一方で私は、めざましを使わなかった朝でも、そんだな5年ぐらい前に比べると、朝の勃起の硬さが減りました。触っても、納得がいくようなみごとさではありません。そうした事実は否定できないのです。
年をとってくると、性的な空想があまり起こらなくなる男性もいます。そこまでいかなくても、テストステロンの量が落ちてくることは避けがたいのです。おまけに、それ以外の老化の要素も原因に加わって、夜中の勃起の頻度は減ってきます。また、勃起の質も落ちてきます。
年をとると、当の男性が性的交渉を全然もてなくなっているのに、夜中の夢精もないということがだんだん多くなってきます。
おまけに骨盤底筋も弱ってくるので、勃起に対していつもは活動的な筋肉ポンプも夜中には注意力が鈍って、失禁を招いたりします。まさに泣きっ面に蜂といったところです。